まだ間に合う。全人類よ、レディ・プレイヤーワン を観よ
拝啓
お久しぶりでございます。
この度久方ぶりに筆をとったのは、素晴らしい映画に出会ってしまったからでして。
それがこちら
スティーブンスピルバーグ監督の『レディ・プレイヤーワン 』ですよ。
今更かい!もう公開終わるよ!という声、わかります。だからこそ今まだ観ていない人がいたら絶対に劇場で、そして字幕版で観て欲しい。
日曜日に観てきたけどもうずっとレディ・プレイヤーワン の事しか考えられない。
とりあえずここからは感想を書き殴らせて頂こう。
「好きなもの」がある全ての人に響く映画
ネットの感想とか観ると「80年代のポップカルチャー好きには〜」とか「オタクにはたまらない」とかって書いてあるけど、そうじゃない。
「自分が好きなもの」がある人全てが感情移入できる映画です間違いなく。
ストーリー面で一番好きだったのは、オアシスの創始者、ハリデーが決して完璧な人間じゃなかったという所。
ハリデーの隠したイースターエッグ探しは、終始ハリデーの人生の岐路、後悔していた場面に鍵が隠されていた。
大きな事を成し遂げ、成功者だと大衆から思われているハリデーが「自分はそんなに立派な存在では無かった」と言っていたんだと。
そしてそれをわかってくれる者に同じ過ちを犯さないようにして欲しい、という気持ちを自分の創作物を通して伝えたかったんだなぁ。
ものつくりならこの気持ちわかるよね。
劇中屈指の名シーン「俺はガンダムで行く」
映画観る前にこのセリフが有名ってことだけ知ってて、予告とか一切見ずに映画観に行ったんだけどもこれがまぁ正解!
まさかここで来んのかい!と鳥肌立った。
以下ネタバレ注意
冒頭に 巨大ロボットに変身できるアイテムが出てきた時に「あ〜これがあのセリフにつながるんだろうな〜」とぼんやり見てたけど、物語のクライマックス。
敵味方色んなアバターが入り乱れて戦う戦場に現れるラスボスのメカゴジラ。
そんな中ずっと座禅を組んでた唯一の日本人プレイヤーダイトウ。仲間から「ダイトウ!早く参戦しろ!」と散々急かされてピンチになった瞬間に開眼しての
「俺はガンダムで行く!」
シビれた。
字幕版で観てたから、耳に入ってくるのはずっと英語だった。
そんなところに急に日本語で耳から入ってくるこのセリフにシビれない訳がない。
もう鳥肌。てっきり主人公がなるもんだと思ってたから、いやお前がなるんかい!という驚きも手伝ってくれて、すごい衝撃だった!
事前に動画見てたり吹き替えで観てたらこの感動は味わえなかったんだろうなぁと
映画ってものの面白さ、肌に教えてくれました。
最後に
僕はバトルが無いと映画が観れないので、それ程映画好きというわけではなく。観てる映画に偏りはあるし、なんならDVDでもいいでしょ、くらいのスタンスだったんですけど、「映画を映画館で観る」って行為の面白さ、感動、興奮。
この作品でちょっとだけわかった気がしました。